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生い立ちなどお知らせ
- 山下町70番地の由来
- かをりが建っている山下町70番地は、横浜開港当時は居留地70番と呼ばれ、ホテル・洋食・洋菓子発祥の地であることが平成3年に歴史研究家によって確認されたのだ。
1861年(文久元年)、幕府はここを外国人居留地として造成。横浜居留地70番地としたのでした。その後、オランダ人経営の外国人向けホテルが創業され、記念すべき日本でのホテル発祥の地となりました。
そのことで記念碑を建てる話が進み、平成16年3月31日、日米和親条約が締結された開港150周年記念日に「かをり」の入口に「かをり会」(かをりを愛する会)のメンバーにより設立された。
- かをり屋号の由来
- 以下は、かをり創業者 板倉 富治 が創業に際して、社員一同を前に「かをり」屋号の由来について語った言葉であります。
「かをり」の屋号は、江戸時代の国学者、本居宣長の詠んだ次の歌からヒントを得て名づけたものであります。
「しきしまの やまと心を人問わば 朝日ににほう山桜花」
この歌の意味は、「日本の象徴は何かというなら、それは朝日にあたって芳しい香(かをり)を発散してゐる山桜である」ということであり、従ってこの歌のように日本のシンボルはかをりであるという風に、かをりを成長発展させて行きたいと念願してゐます。
- 生い立ち
- 創業は昭和22年、板倉タケ(現板倉敬子社長の母)による。横浜橋のたもとにある商店長屋で、2坪の店からの出発だ。信心深い彼女は、弘明寺観音参拝の後、市電(当時)に乗って、横浜橋でふと目にした不動産屋の広告に胸のときめきを感じ、ここで何か商売を始めたいと思い何の商売がよいのか色々考えた末、喫茶店に落ち着いたという。
敬子社長の祖父と父・富治(初代社長)が日本郵船に勤めていたこともあり、本場のコーヒー豆と砂糖が入手出来た。
焼け野原に漂う薫りと本場の甘さに大評判となった。ほどなく事業本拠の所在地も伊勢佐木町にレストランを置くなど周辺で数えて3回移り、現在の本店となる。
「祖父は豪華客船の司厨長だったので、慕って腕こきの船のコックさんが集まってくれた」
確実に固定客を掴んだものの70年、今度は山下町に今の本店となる店を出店。当時は7階建てのビルがポツンで、3年間は閑古鳥が鳴いた。
そのころから敬子社長は店の経営に本格的に参加。アイデア商法を相ついで打ち出す。転機は70年代から本格化した洋菓子の販売。洋酒に合う「トリュフ」。
もうひとつの看板商品「レーズン・サンド」は乳業研究所に1年通った上で決めている。ついでカを注いでいるのが「桜ゼリー」。
平成10年6月、フランス料埋人の団体「エスコフィエ協会」日本支部の年総会が15日、磯子のプリンスホテルで催され、全国からオーナーシェフ460人が出席。敬子社長は「横浜と仏料埋」と題して記念講演を行った。
profile
かをり
〒231-0023
横浜市中区山下町70
TEL:045-681-4401(代表)
FAX:045-662-3764
URL:http://www.kowori.co.jp/
定休日:なし
営業時間:平日9:00〜20:00
なお、平日、土曜日、日・祝日により営業時間帯が異なりますホームページをご参照下さい。
交通:
みなとみらい線・日本大通り駅から徒歩1分
JR・関内駅から徒歩10分